こだわり

前提として:
私がこれまで口にしてきた作物で美味しいと感じるものが一番多かったものは肥料を使わないで育てられた作物たちでした

化学肥料で育てられたものももちろん美味しいと感じるものはあるのですが、肥料を使っていない作物には私が美味しいと感じる自然な味わいのようなものがある気がしています

あくまで私が口にした狭い範囲での話ですが
私の口に合わなかったものは凝った有機肥料を使った作物が多かったこともあり、自分の好みに合う肥料を使わない作物たちを自分が極力安心して口にできるように育てています
 

安心と味へのこだわり:
「色々なものを使わない」

色々なものを使わない無添加の環境による無添加の栽培でゆっくりと適応しながら育ってくれた作物たちには私にとってのたくさんの安心と豊かな美味しさ感じています
 

具体的に言えば
1、石灰などの土壌改良材・堆肥、育苗土や肥料、薬品を使わない
2、薬品消毒種子・苗を使わない
3、ビニールマルチ等を使わない など
 

例えば
ビニールマルチ等を使わないというのは、畑の見た目(印象)的なこと、使用後の剥がす手間や100%回収の難しさ、そして廃棄の問題などもあるのですが一番は地温と大気の極端な温度差を作りたくない、それは作物にとって何か不自然なことかもしれないからといった理由になります

園芸ネットやイボ竹支柱も見た目や廃棄の問題から使用しない方向でいきたい
 

他の項目にも
よく分からないままその環境を操作したくない成長を急がせたくない、素手で触れることが拒まれるような、吸い込むことが拒まれるような薬品等を食べるものを育てている畑や作物に与えたくないなど理由はそれぞれあるのですが一言で言えば

「それによって安心が減る、それによって味わいが変わると思っているため使わない」といったことになります
 

他のこだわり:
種を採って年々その地に適応した作物が育っていくことを期待したいこともあってF1種ではなく固定種在来種を使っている

育った作物を搾取し続けているだけでは畑が痩せていってしまうと思うため、せめてもの循環として採れすぎた作物、作物の残渣などを畑にそのまま還している

味わいはもちろん、他にも多くのメリットを感じるので「地産地消」や「旬(露地栽培)」を大切にしていきたい

大きくない規模でやっているからこそ1つ1つの作物と向き合って、自分の手で最初から最後まで大切に育てたい