「肥料を使わないで野菜を育てる」というこだわりに関して

自給畑では肥料を使わないこだわりで野菜を育てています。

その理由はざっくり言うと「美味しいと感じる野菜を作りたいため」、そして「安心のため」になります。
 

「肥料を使わないで野菜を育てる」というこだわり

自分でこだわって育てた野菜だということもあると思いますが、育てた多くの野菜たちが風味良く美味しいなとしばしば感じます。

これまで私はいくつかの農家さんでの手伝いを経て、そこでいただいた作物を口にしてきました。
そこで思ったことが「肥料を使わないで育てられた野菜たちが美味しい」ということでした。

そこから「化学肥料を使われている野菜」「有機肥料を使われている野菜」「有機JAS認証のある野菜」、そして「肥料を使わないで育てられている野菜」などを意識して口にしてみたところ私が美味しいと感じるものが多かった野菜はやはり肥料を使わないで育てられている野菜たちでした。

私が野菜に求める美味しさというのはえぐみだかアクのようなものを感じにくい、風味が良い、想像するその野菜の味わいがあるなどといったことでしょうか。

肥料で味わいの全てが決まるわけではないと思いますし、味覚など人それぞれなのでどれが一番美味しいかなどの正解はないと思いますが、肥料を使ってない野菜が「美味しさ」と「安心面」から私は好きなのでこだわってそうしています。
 

「美味しさ」

肥料を使わないと美味しいと感じる野菜が「育ちやすい」「育つ確率が高い」と思ってるのでそうしているのですがその理由と思っていることがあります。

あくまで感覚的なことですが
「肥料を与えないことによって自力でゆっくり育つために風味が乗りやすい」というようなイメージを私は持ってます。

言い方を変えれば

成長を急がせると風味が乗りにくい
そのために肥料は与えない

とも言えるでしょうか。
 

これまで様々な野菜を口にしてきて化学肥料で育てられた野菜には美味しいと思うものももちろんありました。
化学肥料は人工的に計算されて作られたものだと思うので、的確に使用できれば美味しい作物が育つような気はしています。

そしてこれは否定する意味ではなくてあくまで私の口に合わなかった、つまり風味が弱い(ない)と感じるものが多かったのが有機系の野菜たちでした。

私が口にした狭い範囲からその理由として思うことですが、
その使われてる有機肥料はその作物が本当に欲してるものなのか、美味しく育ってもらうために必要な養分となっているのかというようなことでした。

計算された化学肥料ほど的を得てるものではないようなイメージがあるので、有機肥料を的確に使うことは非常に難しいことだと思ってますが単に私の勉強不足かもしれません。

作物の求める養分と与えてる有機肥料の養分が合ってないものが多い?自家製の有機肥料ならなおさら?
そのため成長を促進させているだけとなっていることが多く、実がなっても風味が弱い(ない)と感じるものが多い?

などとうまく説明できないのですが、そのような印象から肥料の使用は良くも悪くも味を変えてしまう気がしています。
 

「安心面」

自給畑では「安全な野菜」ではなく「安心できる野菜」を作ることがコンセプトにあります。

「安全」と「安心」で細かいようですが使い分けています。

土壌検査や放射能検査、使用する水の検査、周辺環境の検査などを専門機関にお願いし徹底的に行っていれば安全と言えるかもしれないのですが、そういったことは行っていないため自分でできる範囲での「安心して口にできる野菜」を自給畑では作っています。
 

そもそも肥料を使いたいと思うことは先に記載したように美味しさの観点から根本的にないので以下は度外視しても良いところですが安心への考えとして記載します。

化学肥料においても有機肥料においてもその原材料が安心できるものかどうかの追求が難しいと思っているところがあります。

例えば
動物性の原材料であればその動物はどんな環境で何を与えられて育ったものなのか、遺伝子組み換え飼料は、、薬品投与は、、、
植物性の原材料であってもその植物はどんな環境で育ったものなのか、水は、肥料は、、薬品は、、、
などと追求し出すとキリがなく、それをたどって知るには大変な労力がかかると思います。

土壌改良材、堆肥などを使わないことも同じようなことで原材料を追求することが困難なため使用を避けたいということがあります。

このような感じでその肥料をその野菜が求めているのかも私には分からない上に、素性が明確にできないものを自分が食べるものにわざわざ使って不安要素を作ることはない、ということもあって肥料を使わないで野菜を育てています。
 

あとがき

私の嗜好として原材料が少なくて美味しいもの、単体で美味しいものを好んでいるということ、そして添加してるものの多い食品を好んで口にしないなどということがあります。
 

全くまとめられることができませんでしたがそのような背景もあって「美味しさ」と「安心」の2つに主軸を置いた考えがあり肥料を使わないで野菜を育てることにこだわっています。

加えれば
肥料を使うとなればお金がかかる、勉強や考えるのに時間もかかる、労力もかかる、面倒臭いなどといったこともあって肥料を使いたいと思うことがありません。

そんな環境の中力強くゆっくりと育ってくれた野菜たちは私にとってのたくさんの美味しさと大きな安心をもたらせてくれています。

最低限の手入れで育って最低限の調理だけで素晴らしく美味しいと思える野菜となってくれるよう引き続き楽しんでいこうと思います。
 

※ ゆっくりと育てたい、ということに関してはビニールマルチを使わないなどといったことも肥料以外の要点としてありますがそれはまた別の機会にしたいと思います